家具付マンションのコスト削減

住宅を建てようとする人は、まずホームプラン集を入手し、そのなかから自分の気に入ったプランを選びます。
そして、出版社や設計事務所にそのプランに該当する詳細な設計図や仕様書など、およそ住宅建築に必要な書類一式を送ってもらうのです。 アメリカでは、一般庶民は住宅を建てるために、設計事務所に頼んでわざわざ図面を描いてもらうようなことはしません。
アメリカの住宅事情にくわしい方に聞くと、90%以上の施主がこの方式で住宅を建築しているそうです。 この設計図書一式を入手するための費用は10〜20万円程度で済むそうです。
既存の設計図書をもとに設計事務所にかなりの変更を加えてもらっても、20〜40万円で済むと聞きました。 仕様書まで含んでも10枚前後の図面しかないので、このように安い費用でできるようになっているのです。
アメリカは合理的な国として知られていますが、住宅の設計プロセスも極端に合理化されているのです。 ところが日本では、住宅を建てる場合、依頼するのが設計事務所であろうが工務店であろうが、あるいはハウスメーカーであろうが、注文主のために一から図面を作成してもらうのが一般的になっています。
ですから、アメリカの数倍から十数倍の設計費用を請求されるのが当たり前になっているのです。 施主は、自分の敷地に応じて住宅の設計を施すのだから、設計費用が高くつくのは当たり前と思っており、何の疑念も感じていないようです。
つまり問題は、建築を依頼する際の慣行や制度、そしてユーザーの側の意識にあるのです。 アメリカのように、市販の設計図書をもとに、自分の敷地に合わせて一部だけ設計変更するような住宅づくりをすれば、費用は大幅に節約できるのです。

そのためにも、こうした住宅づくりの姿勢を見習い、設計図書が大量に出版され、どこでも手軽に購入できるようなシステムを構築することが大切だといえます。 合理化が進んでいるのは、設計だけではありません。
建築資材の購入方法についても、アメリカに見習わなければならないことが多々あります。 アメリカではホームセンターという住宅資材の小売店があって、だれでも好きな建築資材を選び、自由に買うことができます。
資材はメーカーから簡単な流通ルートを通って小売店に卸されますので、価格も非常に安いものとなっています。 つまり、ユーザーなり、ホームビルダーなりが、直接ホームセンターに出向いて、必要な安い資材を購入することができるようになっているのです。

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